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  • 5連休がとれそうな時

    5連休がとれそうな時

    「5連休」どこが最適か問題

    夏、7-9月は仕事で新しい領域が増えて、夏休みも1日しかとらず(とれず、が正しい)にがむしゃらに働いた時、秋らしくなってきた頃に急に気持ちの糸が切れたことがあります。

    夏のあいだずっと張り詰めていたことを自覚。自覚すると同時に疲れがどっと出て、「あ、だめ…これは切り替えないとちょっとおなじようには続かないぞ…」と心身ともに危険信号が灯ったことを覚えています。

    その時は月曜から金曜までまるっと休みをとって、5泊7日で天国がかたちになったリゾートへ行きました(最高だった)。

    そして思ったのが、すくなくとも5連休がないと、休息とリフレッシュとチャージの一連の流れはまわせないということ。

    でも、なかなか平日5日間べたで休むのは現実的じゃないですよね。

    土日を含めて5連休、が現実的な落としどころ、という人も多いのではと推測します。

    さて5連休がとれることになったいざその時、

    「どこがいいんだろう?」
    「どこまで行けるんだろう?」

    という漠然とした疑問や、

    「バンコクとシンガポールだったらどっちがいいんだろう?」
    「今の時期、プールも入れるリゾートだったらどこなんだろう?」

    のようにもうすこし具体的な考えを抱いたことはありませんか?

    行き先をどこにするかは別として、5日間ツアーを検索することはポータルサイトや旅行会社のサイトでもできます。

    でも肝心の、「なぜそこが今の自分にフィットするのか」を説明してくれるところはないんですよね。

    商品のスペックの話か、行き先の気候や名所の話に終始していませんか?

    結局、「5連休どこが最適か問題」を解決する術がないと感じています。

    5日間で旅する時にまず考えること

    そんな風に途方に暮れたことは、一度や二度ではありません。だからおなじように困る人の参考にまとめてみることにしました。

    まず、旅先を選ぶ時に最初に考えるべきポイントは【季節】。

    5日間という日数制限を一旦無視して旅先を考えると、観光に適したベストシーズンという観点ではざっくり以下です。

    ・4-9月:ヨーロッパ、アメリカ(ハワイ含む)
    ・10-3月:東南アジア

    4-9月の東南アジアは基本的に暑季や雨季のエリアが多いため、旅先でのハードルがやや上がります。

    (とにかく熱帯の暑さはなめてはだめです……暑くてぐったりするだけならまだしも、暑さと冷房とのギャップに体調くずすことも……)

    逆に10-3月の欧米は冬なので寒い(≒荷物が増える)うえに日が短いため、オーロラやクリスマスマーケットなど冬の風物詩が目的の場合を除いては積極的に選ぶ必要はないかなと思っています。

    なるべくなら、観光に適しているとされる“ベストシーズン”に行くと最大限楽しめる可能性が高いです。

    (なにをもってして“ベストシーズン”とするかは目的によって異なります。たとえばオーロラやダイビングなどいわゆる“ベスト”にはあてはまらないものもあります。)

    つまり旅行する予定の時、旅先の季節が何にあたるかは、忘れがちですが真っ先に気にすべきポイントといえます。

    (昔、ハワイは年中温暖だと思い込んでいて、2月に行ったらふつうに寒くてアラモアナに長袖買いに行きました…)

    5日間でどこまで行けるか?

    5日間でどのエリアまでを選択肢とするかは体力や忍耐力など基準はそれぞれですが、はずせないポイントは3つにしぼられます。

    • 直行便
    • フライト時間8時間以内
    • 現地滞在時間が丸3日以上

    それぞれの理由はというと…

    • 直行便

    →5日間という限られた時間では、乗り継ぎの手間が惜しい…。乗り継ぎの場合、乗り継ぎ時間が最低でも1時間30分は余計にかかるので、その時間がもったいない。

    • フライト時間8時間以内

    →これ以上遠くなると、移動時間>滞在時間になってしまう。ニューヨークやパリでの1都市滞在であれば、3泊5日も無理ではないし実際に行ったこともありますが、やはり移動時間と滞在時間の差が割に合わないと思いました。。あと単純に時差がきつい…。

    • 現地滞在時間が丸3日以上

    →直行便且つフライト時間が8時間以内でも、往路出発が1日目の夜、復路出発が4日目の夜(=5日目の朝帰国)の組み合わせでは、5日間をフルにつかうことができない。

    ベストシーズンと3つの点を併せて鑑みると、「5日間で旅するなら10-3月に」となるのですが、そうすると5連休の旅先は自然としぼられてくるんですよね。

    行ったことがあるなかで条件に合う都市をおすすめ順に挙げると…

    1. バンコク(タイ)7時間10分
    2. ホーチミン(ベトナム)6時間50分
    3. ホノルル(ハワイ)6時間40分
    4. ダナン(ベトナム)6時間25分
    5. クアラルンプール(マレーシア)7時間50分
    6. シンガポール 7時間40分
    7. バリ島(インドネシア)7時間40分

    ※()内は成田からのフライト時間
    ※韓国・台湾・香港は3日間でも行けるので除外
    ※グアムとヤンゴンとマニラは行ったことがないため、セブ島は旅慣れているはずの身でも治安に不安を感じたのと食がきつく個人的にはおすすめしないため、除外

    3つの条件よりも、もっと重視すべきは…

    旅先候補をしぼるにあたり挙げた3つの条件は、「直行便」「8時間以内のフライト」「丸3日以上の現地滞在」。

    実はおすすめの順番を決めるにあたって加味した条件がもう1つあります。

    それは【フライト本数】。

    フライトの本数が多ければ多いほど、組み合わせられるフライトパターンが増えます。

    そして複数の航空会社が就航しているほど、価格競争が働くため、料金がリーズナブルになる傾向が強いです。LCCが飛んでいればなおのこと。

    上記で挙げた都市それぞれの直行便の本数はというと

    • バンコク(タイ) 7時間10分・1日20便
    • ホーチミン(ベトナム) 6時間50分・1日2便
    • ホノルル(ハワイ) 6時間40分・1日12便
    • ダナン(ベトナム) 6時間25分・1日1便
    • クアラルンプール(マレーシア) 7時間50分・1日5便
    • シンガポール 7時間40分・1日14便
    • バリ島(インドネシア) 7時間40分・1日1便

    ※2019年1月時点

    フライト本数では、圧倒的にバンコク!次いでシンガポール、ホノルルです。

    バンコクはLCCがエアアジアとスクートの2社就航。フルサービスキャリアもJAL・ANA・タイ国際航空の3社が飛んでいます。加えて羽田も成田もあるので、選択肢の豊富さは一強。

    仕事帰りに羽田からも行くことができたり、価格をおさえてLCCをつかっても滞在時間がそれなりに確保できたりと、日数が限られている以上選択肢の多さは強い味方になります。

    シンガポールも成田・羽田ともに便数が多いのですが、バンコクとの違いは直行便のLCCが飛んでいないこと。

    ホノルルも、バンコクとシンガポール同様成田・羽田のどちらも飛んでいるのですが、羽田が2便だけと弱いのと、LCCがないことが大きな違いです。

    目的別・各都市のススメ

    この7都市、ぜんぶちがってぜんぶよい、です。

    気分別・目的別に向き不向きはわりとはっきりしているので、簡単にまとめてみます。

    バンコク(タイ)シティ

    【グルメ】◎

    タイ料理も多国籍も、高級もB級も、なんでもおいしい

    【ショッピング】◎

    ハイブランドが入るデパートも巨大マーケットもある。

    【スパ】◎

    ラグジュアリーホテルスパから1時間500円のフットマッサージまで。

    【物価】◎

    コンビニでは東京の2分の1から3分の1。
    ホテルも1人1泊1万円で5つ星に泊まれてコスパ良し。
    高級レストランは日本とおなじぐらいするところも。

    【人懐っこさ】◎

    「怒るのは恥」という文化らしくおだやか。

    【空港から中心部へのアクセス】◯

    メインのスワンナプーム空港はタクシー、電車、バスが揃っている。ドンムアン空港は基本タクシー利用。市内までのタクシーでの移動時間が、スワンナプーム空港からは渋滞なしで45分ぐらい、ドンムアン空港からは30分ぐらい。渋滞時は倍ぐらいかかるのもざら。

    【どんな気分に向いてる?】

    好き放題やりたい時!
    5つ星ホテルで寝坊して、朝食食べて、プールで泳いで、暑いうちはスパにこもって、涼しくなってきたら街歩きがてらデパート見て、おめかししてちょっといいレストラン行って、ルーフトップバーでカクテル飲んで、クラブっぽくなるバーに移動して夜更かしする。
    元気がある時はグルメもショッピングもバーもはしごできるし、元気がない時はワットポーに癒されてチャオプラヤ川沿いでぼーっとしてスパで解毒するコースへ。

    【なにを目的にする時に向いてる?】

    発散、解放。
    ストレスが溜まっている時って自分の自由にできないことが増えている時だと思うんです。
    時間もお金も体力も、心おきなく自分のしたいようにできる選択肢の種類と幅がめちゃくちゃ広いので、ストレス発散と欲望の爆発に向いてる街、それがバンコク。

    個人的に懐の深さはダントツNo.1!!!単純に私がタイフリークということを差し引いても、これだけバランスのとれた場所は広い世界でもそうないのでは!?!?と思う。ゆるーい国なので、なんでもできるし、観光客が世界一多い都市なので観光客にも慣れてるしで、
    タイ好きすぎて語りだすと止まりません。

    ホーチミン(ベトナム)シティ

    【グルメ】◎

    ベトナム料理は言うまでもなく、フランス料理もおいしく、フュージョンも楽しめる。
    ヘルシーなのがうれしい。

    【ショッピング】◯

    雑貨がかわいい。ローカルのショップや市場でこまごまと買い物するのは楽しい。

    【スパ】◯

    そこそこ揃うものの、バラエティとクオリティはバンコクの方が多彩かな。

    【物価】◎

    ごはんも雑貨もとってもリーズナブル。

    【人懐っこさ】×

    初めての東南アジアがベトナムだったのですが、市場やタクシーの愛想のなさと強気とに心折れました。。高級ホテルやレストランでもタイほどのあたたかさはないかな。

    【空港から中心部へのアクセス】△

    タクシー一択。料金は安いけれどぼったくりの心配が常にある。

    【どんな気分に向いてる?】

    コンクリートの無機質さはなくノスタルジックで特有の建築があってバイクがたくさん走ってて…というTHEアジアの喧騒を求める時はホーチミン!

    自分もたくましくいないと旅を楽しめないから、思ったことを外に出し続けると自然とストレスが解消されるという点で、ストレス解消にも向いているかも。

    【なにを目的にする時に向いてる?】

    これほど西洋とアジアの融合が今も残っている街はほかにほとんどないのでは、と思うのと、フレンチとベトナミーズの塩梅が絶妙なので、建築とグルメ好きにはたまらないと思う。

    ホノルル(ハワイ)

    【グルメ】◯

    昔からある老舗レストランも新しいスポットも幅はありますが、手軽で手頃な料理はハンバーガーやプレートなどのアメリカンフードが中心。アヒポキなやサイミンなどハワイアンフードもあるものの、、、というのが個人的な感想です。(アジアを知っているせいもあって)料金と味が見合うとあまり思えない。

    【ショッピング】△

    高級デパートや免税店はありますが、ハワイじゃなくても、という感じ。ショッピングするならアメリカブランドを。

    【スパ】△

    ハワイではぜひロミロミを。だが決して安くはない。

    【物価】×

    ハワイは離島で輸送費がかかるため物価は高い。ニューヨーク以上との調査も。

    【人懐っこさ】◯

    これだけ観光客だらけなのに、ハワイの人の感じのよさは感嘆の域。

    【空港から中心部へのアクセス】△

    バスもあるけれどスーツケースが持ち込めず、現実的にはタクシーかレンタカー。

    【どんな気分に向いてる?】

    基本的に治安もよく、ぼったくりの心配もなく、安心して開放感に浸れるのがハワイ。あれこれ考えずにただ太陽と風と海に身をまかせつつ、気力が回復したらショッピングにも、という時はハワイ。

    【なにを目的にする時に向いてる?】

    ハワイはトータルバランスが優れていて満遍なくいろんなニーズに応えてくれる。なので、「これがしたい!」はないけれどリゾート行きたいなーという時はだいたいハワイでOK。

    ダナン(ベトナム)

    【グルメ】◎

    ホーチミンとはまたちがう中部料理。シーフードも。

    【ショッピング】×

    高級デパートの類はない。

    【スパ】○

    ホテルのスパがサービスもクオリティも安心。

    【物価】○

    リゾートのためベトナムのなかではおそらく高い方だけれど、総じてリーズナブル。

    【人懐っこさ】×

    ベトナム人に求めるものではない。

    【空港から中心部へのアクセス】△

    公共交通機関はないけれど、タクシーでも10分ほどで到着するリゾートも。

    【どんな気分に向いてる?】

    アジアのなかで直行便で行けるリゾートは実はダナンとセブ島とバリ島ぐらい。

    セブ島に比べてごはんがおいしくて、バリ島ほどリゾート開発されすぎていないという点でダナンは“手軽にリゾート”にマッチする場所。

    【なにを目的にする時に向いてる?】

    大規模な繁華街はないので、あくまでメインはビーチとホテルステイ。“さくっとリゾート”に向いているのがダナン。リゾートに飽きたら世界遺産のホイアンにも1時間ぐらいで行ける。

    クアラルンプール(マレーシア)

    【グルメ】◯

    中華、マレー、ニョニャ(中華とマレーのフュージョン)、エスニックと、バリエーション豊富。ラクサ(ヌードル)、カヤトーストなど、特有のメニューも。

    【ショッピング】◯

    高級デパートもあるし巨大ショッピングセンターもあるし事足りる。

    【スパ】◯

    高級ブランドスパも街スパもピンからキリまで揃っているので、気分に合わせて選べる。

    【物価】△

    基本的な物価は安いのだけど、難点がアルコールが高めなこと。

    【人懐っこさ】◯

    とりたてて嫌な思いをしたこともないけど、特に感激した思いもないというのが個人的な感想。

    【空港から中心部へのアクセス】◯

    電車でアクセスできるので気楽。でも空港から中心部が意外と離れていて1時間弱かかる。

    【どんな気分に向いてる?】

    多民族国家なのでいろんな味やいろんな雰囲気を一度に味わえるのがクアラルンプールの特徴。気の向くままにテイストを味見したい時に。

    あとはラグジュアリーホテル体験ならクアラルンプールが最強。

    日本では1泊1室5万円以上するラグジュアリーホテル(マンダリン、シャングリラ、リッツなど)が1泊1室2万円弱で泊まれるので、ホテル天国といわれている。

    【なにを目的にする時に向いてる?】

    たとえばパクチーがにがてでタイやベトナムを敬遠する人でも、マレーシアはグルメの選択肢が豊富。

    あとはおなじくLCCが飛んでいるバンコクと比べると旅費が安いので、思い立ってちょっと遠出感覚で行けるけど海外感が強いという観点ではクアラルンプールは強い。

    シンガポール

    【グルメ】△

    チリクラブなどのメニューも、ホーカーズという屋台村も、シンガポールらしさは存在するものの、まわりの東南アジアの国と比べて「ここじゃないと」は薄い。

    【ショッピング】△

    高級デパートもあるし目抜き通りなんて東京みたいだけど、いかんせん物価が高い…。

    【スパ】△

    こちらも選択肢はあるけれど、いかんせん物価が…。

    【物価】×

    アジアとは思えぬ高価格。

    【人懐っこさ】△

    特に愛想やおもてなしを感じることはないけれど、英語が通じるのが便利。

    【空港から中心部へのアクセス】◯

    MRT、バス、タクシーが揃っていて、30分もあれば中心部という距離もうれしい。

    【どんな気分に向いてる?】

    なんだろう…東京に近いので、安心できるシティ感はだんとつであるかもしれない。

    【なにを目的にする時に向いてる?】

    なんだろう…マリーナベイサンズのプール?(このプールは最高。宿泊してでも行ってみる価値はある。)

    バリ島(インドネシア)

    【グルメ】◯

    ナシゴレンやミーゴレンなど、インドネシア料理は辛くなくて日本人の口に合う。

    【ショッピング】◯

    主に雑貨やインテリア系やアート系を。

    【スパ】◯

    ピンキリだけど選べないぐらいに数も多い。

    【物価】◯

    リゾート地だけど日本人の物価の感覚からはいまだにまだまだ安い。

    【人懐っこさ】◯

    バリ島の人、観光客に飽き飽きしているかもしれないけどだいたいおだやかで人懐っこい。

    【空港から中心部へのアクセス】×

    タクシーで。

    【どんな気分に向いてる?】

    ひとくちにバリ島といっても、エリアによって雰囲気がぜんぜんちがう。

    高級リゾートが建ち並んでいる観光客専用のようなヌサドゥア、雑多なローカル感のあるクタ、むせるぐらいの緑がまぶしいウブドなど、予算やビーチ/森などの好みに応える度量の深さがある。

    直行で日本人も多くてある程度観光客に慣れていてインフラも整っているリゾートだったら、バリ島かな。

    【なにを目的にする時に向いてる?】

    バリ島に行く時は、まずなによりもホテルから旅をつくってほしい。ホテル自体、ホテルの場所によって、体験がまるで変わってくる。

    結論:目的をはっきりさせるのが吉

    楽しめるものやバランスが都市ごとに違ってそれぞれに魅力があるので、まずは自分が何をしたいか?をクリアにするのがフィットする旅を叶えるコツだなと思います。

  • 夏の暑さと疲れにまいった時

    夏の暑さと疲れにまいった時

    夏は暑さと疲れのダブルパンチ

    暑さは急に押しかけてくるもの。

    梅雨が明けないなと思い続けて1か月が経ち、ようやく明けたと思ったらいきなりの夏に面食らう、ということを毎年やっている気がします。

    夏らしい夏は毎年約3か月だけなのでできるだけにがてだと思わないようにしているのですが、それでも着込めばしのげる冬と違ってリネンのワンピース1枚でも涼しくならない夏には絶望することも。

    梅雨からの夏という気候の劇的な変わりように体が追いつかないうえに、暑さで体力を消耗するので、「ああだめだ……どこかで補給しなければ……」となるのは自然な流れ。

    暑いからクーラーを効かせた部屋でかき氷食べよう、にはならず、「この暑さも疲れも吹き飛ばせるところへ行かないと」と思うものの、どこに行けば涼もとれてつかの間の清涼感を得られるんだろうなあと考えてる人に、夏の暑さと疲れを蒸発させる行き先を考えてみました。

    暑さにまいっている時の旅先は?

    疲れてるから温泉かな?と安易に考えた過去の私は、避暑地ではない場所に温泉目的の旅に行きました。

    35度近い日に湧きたての露天風呂に入った結果、とにかく暑すぎてもはや何をしに来たのかわからなくなるという事態に……。

    そこで実感したのが、夏の温泉はやみくもに目的にしてはいけないのだということ。

    暑いなかで熱いお湯に入っても爽快感や解放感を私はあまり感じられず、むしろ暑さが2乗になってしまったことによるダメージの方が大きかったことを覚えています。

    夏の温泉の楽しみ方

    そこでわかった夏の温泉の楽しみ方は、2つのどちらかの条件を満たす必要があるということ。

    1. 涼しいところ×熱い温泉
    2. 夏の気候×冷たい温泉

    行き先としては、1は高原や山の上、北海道や東北などの避暑地、2は冷泉が湧き加温なしで楽しめる温泉地となります。

    2は今年初めてトライできたらいいなと思っていて未だ経験ならずなので、1の楽しみ方について。

    私のおすすめは、標高が高く平均気温が20℃ぐらいの避暑地に行くこと。

    到着して車や電車から降りた瞬間のひんやりする空気が最高すぎて、明らかに東京とは違う温度と湿度が一層ワープ感を演出します。

    東京からだと群馬や栃木、長野などが比較的車や電車で行きやすい高地ですが、箱根や熱海と比べるとどうしても距離があるのがすこし難点。

    ただ、時間をかけて行くだけあって、空気の軽さと別天地感をとみに味わえます。

    夏に行って最高だった私的3大温泉

    奥日光湯元温泉(栃木)

    日光の中禅寺湖をさらに奥へと進むと到着するのが奥日光湯元温泉。

    なんでも国民保養温泉地第一号指定の温泉地とのこと。

    25軒ある宿泊処はどこも源泉かけ流し、循環なし、塩素剤不使用で自然湧出の温泉を楽しめるそうです。

    ちなみに硫黄成分が日本で4番目に濃いのだとか。

    宿泊したのは奥日光湯元温泉のなかでも300年以上前の江戸時代に創業した老舗中の老舗、『湯元板屋』。

    旅館自体はラグジュアリーというわけではなく、老舗感がありながら手入れが行き届いていると感じるところでした。

    なんといっても温泉がたまりません。

    天気や時間帯によって色が変わるんです……!

    アイスブルーだったり若草色だったり乳白色に近かったり。

    お風呂に行く度に色が変わっていて、毎回楽しみでした。

    万座温泉(群馬)

    関東で最高の泉質と温泉マニアの友人に聞いていたのですが、距離があるのと高級ホテルがないのとでこれまで足を伸ばしたことがありませんでした。

    去年あまりに疲れすぎて、人里離れた場所で濃い温泉にひたすら浸かってぼーっとしたいな…と思った時、温泉の濃さで選んだのが万座温泉。

    初めて行った結果、今までなんで来なかったんだろう…と悔やみました。。。

    日本有数の濃厚硫黄、豊富な湯量、どこも源泉かけ流し、乳白色。

    標高が1,800mと高いので、同じような泉質の草津(標高1,200m前後)よりもさらにぐっと涼しいです。

    雲上の温泉というふれこみなのですが、まさに雲を食べられます。

    実際に私が行った時は天気が大荒れ、翌朝かろうじて雨はやんだなかで朝風呂したら、眼下に雲を見下ろすだけでなく目の前に雲がどんどん流れてきてずともくもくの雲を食べていました。

    万座温泉のユニークな特徴は、混浴が多いこと。湯浴み着やバスタオル着用でカップルが一緒に楽しめます。

    混浴自体は全国各地にあるのですが、湯浴み着やタオルの利用がNGという場所が多いんです。

    せっかくの温泉を前に泣く泣くあきらめることもあるなかで、湯浴み着でもタオルでもOK、どちらも数百円でレンタル可能というのも良心的でいいなと思いました。

    またぜったいに来たい来るぞと本気で思ってはいるのですが、唯一の懸念がハイクラスの宿がないこと。

    友人に勧められた時、「あなたが耐えられる宿泊先がないと思う」と言われたので、選択肢に挙がってこなかったというのがあり、たしかに趣向を凝らした宿はないんですよね。

    ちなみにその友人に「本当はもっといいお湯のところがあるけど、万座プリンスならなんとかいけるのでは」と言われたので選びましたが、創業が1960年で部屋も建物も年季が入っていてリゾート感は感じられませんでした。。

    箱根とまではいかずとも熱海ぐらいバラエティがあれば、毎年夏に通うのになーと思っています。

    雲仙温泉(長崎)

    日本で初めて国立公園内の温泉保養地に指定された雲仙温泉は、あふれ出る強酸の湯で知られています。

    標高700mの山のなかに位置し、山ならではのひんやり感が抜群。

    温泉がぐつぐつと湧いていて湯煙がもくもくとしている光景は、温泉地感満載。

    ここもお湯が素晴らしく…。

    宿泊したホテル『山照 −別邸−』は、「薫風の湯」という露天風呂があります。

    楕円形の湯に乳白色ともグリーンとも言える100%源泉が満ちている様子は、芸術的ですらあり。

    サウナ、水風呂も備えていて、源泉が熱めなので水風呂と交互に入るがもう最高でした。

    本館『福田屋』の内湯・外湯も利用できます。

    内湯「白雲の湯」はぬるめと熱めで分かれているので長時間ぼーっとできます。

    窓の立て付けが景色を額縁のようにふちどっていて、暮れゆく時間帯の移ろいをいつまででも眺めていられました。

    『山照 −別邸−』は露天風呂付き客室が8室のみ、『福田屋』のプレミアム館という位置づけで、温泉も部屋もサービスも食事も最高of最高でした。

    語ることが多すぎるので別でまとめます。

    絶対にまた行く旅館。

    これまで泊まってきた旅館のなかでベスト3には入る、出逢えてよかった宿です。

    暑い夏の疲れへの処方は避暑地の温泉

    水辺派の私ですが、高地のひんやり感を知ってしまうと高地のあの感覚を忘れられず。

    暑い日の温泉はがまん大会になってしまうので、わざわざ時間をかけてでも山奥に行って涼しいところで温泉に浸かるのは体力と時間が揃ってこその贅沢といえます。

    せっかく日本にいるからには、土地ごとに特徴が異なる温泉をその季節に合わせて選んでいく楽しみを身につけたいなと思っています。

  • 7月になってから考える、夏休みどこ行くか問題

    7月になってから考える、夏休みどこ行くか問題

    夏休みは高い問題

    7-9月に3日間夏休みをとれるという会社は多いですよね。

    ゴールデンウィークや年末年始よりも長期休みの日程が分散する分、お盆を除いて予約はとりやすいものの、いかんせん7-8月の旅行代の高額ぶりには毎度二度見してしまいます。

    ゴールデンウィークの航空券でも目安を決めて購入タイミングを見計らうタイプなので、行きたい気持ちがあっても年間の平均相場と比較してあまりにも高いと躊躇しがち。

    日本全体が7-9月が繁忙期でそれ以外が閑散期と言っても過言ではないぐらい観光シーズンが二極化しています。サービスの提供側も受領側もどちらも得をしない現状の構造はもどかしい……。

    さてどこに行く?

    私自身の夏休みといえば、ゴールデンウィークをフル活用することが例年多く、夏休みもがっつりとはなかなかいかず……悲しいかな、それが会社員の現実です。

    3日間取得できる夏休みを1日残して期限切れになってしまったことがあり、悔いの残りっぷりがすごかった……。

    毎年取りこぼしはぜったいに避けたい、とは思っているものの、なかなか計画に至らずに7月に突入することがほとんど。

    夏休みシーズンは7-9月の3か月に渡っている分、「この日付で行かなきゃ」「満席になる前にとらなきゃ」という使命感(?)がゴールデンウィークに比べてほぼ無いに等しく、計画もついつい後回しに。

    そんななかで7月もなかばにさしかかる時期に考える、今年の夏休みどうする問題をシミュレーションしてみました。

    1. やっぱり温泉に行きたい

    夏でも疲れてると「温泉行きたい……」と浮かびます。

    夏の温泉の思い出といえば、雲を食べられる温泉と、人生最高の温泉。

    その時の体験がどちらも最高すぎて、温泉にやみつきになる気持ちを心から理解した瞬間でもありました。

    そこでわかったのが、夏の温泉を最大限楽しむ方法。

    それは標高が高く平均気温が20℃ぐらいの避暑地に行くこと。

    気軽に行ける温泉というとつい箱根や熱海を思い浮かべがちですが、夏ならば避暑地の温泉が最高です。

    到着して車や電車から降りた瞬間のひんやりする空気が最高なんですよね。

    夏に行って最高だった私的3大温泉はこちら。

    奥日光温泉(栃木)

    中禅寺湖をさらに奥へ。時間によって温泉の色が変わるのがたまらない……!

    万座温泉(群馬)

    関東で最高の泉質と温泉マニアの友人に聞いていたのだけど、距離があるのと高級ホテルがないのとでこれまで足を伸ばしたことがなかったため初めて去年行った温泉。

    日本有数の濃厚硫黄、それも豊富な湯量でどこも源泉かけ流しというのがたまりませんでした……。

    標高1,800mと高地にあり、同じような泉質の草津(標高1,200m前後)よりもさらにぐっと涼しいです。

    今までなんで来なかったんだろう……と悔やまれる温泉。通いたい。

    ※ただし惜しむらくは、万座温泉にはラグジュアリーリゾートや高級旅館がありません……温泉街もなく、各旅館は1軒ごとに点在しているながらホテル滞在を楽しむ温泉地ではないのが残念……完全に温泉目当てと割り切って行くべし。それが懸念でリピートできていないのもまた事実です……。

    雲仙温泉(長崎)

    日本で初めて国立公園内の温泉保養地に指定された雲仙温泉は、あふれ出る強酸の湯で知られています。標高700mの山のなかにあって、山ならではのひんやり感が抜群。

    温泉がぐつぐつと湧いていて湯煙がもくもくとしている図、温泉地感があります。

    2. やっぱりビーチに行きたい

    海、川、湖、なんならダムでも、とにかく水辺が好きすぎるので、海に入らずとも川に入らずとも水辺に惹かれてしまいます。

    実際に海に行っても何をすればいいのかいまいちわからずに散歩して終わることが99%なのですが、それでも波の音や水面のきらきらのそばにいるだけで癒されるんですよね。

    ビーチに行くなら、とことん水質の良さにこだわりたい!と思うタイプ。

    行ったことがある国内ビーチのなかから、また行きたいウィッシュリストに入れているのが・・・

    伊豆・白浜海岸

    関東でこんなにきれいな海があるんだ…と感動。
    エメラルドグリーンの海に白砂が実在していることに驚きました。

    沖縄・恩納村ナビービーチ

    沖縄の離島の美しさは格別と言われますが、東京育ちにとっては本島でも充分に美しかったです。

    高知・柏島

    衝撃を受けたのがここ、高知の島。
    シュノーケルで海のなかを見下ろすと、海底までクリアに見えるんです。
    水深10-15mぐらいかな。
    どこまででも行ける気がするし、全く怖さを感じないでひたすら浮いていられる海でした。

    3. やっぱり海外に行きたい

    やっぱり夏休みには、日常と切り離された夏の思い出がセットで必要。

    国内は疲れを癒やすのにさくっと行けてよいのですが、非日常感は海外の方が圧倒的です。

    夏休み期間の海外なら、断然9月に。

    決算が9月という旅行会社も多く、9月発の破格値ツアーが毎年発売されています。

    航空券も7-8月に比べると9月は比較的リーズナブル。

    9月に行って気候が最高だった海外はやっぱりヨーロッパ。

    特に9月がベストでは!? と思える都市がこの3か所。

    バルセロナ(スペイン)

    やっぱり太陽が似合う街!

    太陽なら5月頃から出てるよー?って思いがちですが、ポイントは海の水温。

    海の水温は2か月前の最高気温という説があり、5月だと日差しは強くても海が寒中水泳並みに冷たい…。

    せっかく街から徒歩10分ぐらいでビーチに行ける街なので、夏の日差しが残り水温が上昇する9月が海的ベストシーズン!

    パリ(フランス)

    パリはどの季節に行ってもその時々の楽しみ方がある街。

    なぜ9月?というと、9月のヨーロッパの主な都市のなかでパリは日の入りが1時間近く遅いんです。

    たとえば2019/9/15の日の入りの時間を調べてみると、ウィーン19:10、ロンドンやヘルシンキ19:16、ローマ19:21、アテネ19:35、リスボン19:45、アムステルダム19:56、バルセロナ20:01ときて、パリは20:05。

    20:30頃まで明るいのは同時期の日本では体験できません(日本では1年で最も遅い日の入りで6/24-7/5の19:08)。

    夏真っ盛りより幾分涼しくなったパリで、明るい夕方にアペロ(ディナーの前に軽くお酒やおつまみを楽しむ文化)を楽しむなんて最高です……!

    ※ただし9月最終週はパリコレでホテルも混雑し宿泊代が高くなりがちなので、9月に行くなら半ばまでに。

    リスボン(ポルトガル)

    9月の気候が最高すぎます。

    青空が続きほとんど雨は降らず、日差しは夏のように燦々と降り注ぐものの、風はひんやり。木陰もひんやり。

    リスボンはトラムやケーブルカーに乗ったり、スイーツをはしごしたり、旧市街をあてもなく歩いたりするのが楽しい街なので、気候の良さは重要。

    電車で数十分で行けるビーチもあり、リゾート気分を味わうこともできます。

    計画は7月半ばからでも遅くない

    車や電車でさくっと温泉に行くなら来週末でも見つけられるし、夏っぽさのビーチ狙いなら9月最初の週は学校も始まって8月よりは混雑が落ち着いている頃。

    海外なら9月発はまだまだ計画できるタイミングです。

    今年は梅雨が長引いていて7月いっぱい梅雨だそうなので、ますます夏が貴重に。

    夏の思い出は夏バテを避けるないし乗り切るために心の支えになるので、私のように夏休みを取り逃すことのないよう計画的に……!