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    サンセバスチャン_美食ホッピングリゾート

    大人が楽しいグルメリゾート

    サンセバスチャンとの出会いは20代なかば。前途洋々と前途多難とを同時に抱えた時期の小休止の長旅で、偶然訪れた街がサンセバスチャンでした。当時あふれる体力に身をまかせ、次から次へとバルをはしごしては大笑いして過ごした一夜のことが、ずっと忘れられませんでした。

    その夜が明けた次の日、サンセバスチャンで最も由緒ある高級ホテルを見上げながら、「次は好きな人と来てこのホテルに泊まれますように」と願ったことも、ずっとずっと何年も心の片隅にありました。

    長年心をとらえて離さなかったサンセバスチャンをついに再訪できたので、その経験をもとにサンセバスチャンになぜ行くべきかを勝手にプレゼンしていきます。

    そんな個人的な思いを抜きにしても、おとなだから楽しめる食文化が街のすみずみまで浸透している街・サンセバスチャンは、究極のグルメ融合型リゾートなのです。

    アクセス

    数年前、イベリア航空が成田~マドリッド間に復活しましたが、それ以外の航空会社や都市には直行便が飛んでいない国・スペイン。バルセロナですら日本からは乗継ぎが必要です。

    サンセバスチャンともなるとヨーロッパのほかの都市からも飛んでおらず、マドリッドかバルセロナから国内線が飛んでいるだけ。北部を代表する都市・ビルバオへは国際線も発着しているため、サンセバスチャンへのアクセスにビルバオ空港を利用する人も多いです。列車やバスは、マドリッドやバルセロナなど多くの都市からサンセバスチャン直通が運行されています。

    私がサンセバスチャンに行った時は、1度目はマドリッドからビルバオ経由のバス利用、2度目はバルセロナからのLCC利用でした。

    せっかくスペイン北部へ行くなら、グッゲンハイム美術館などがあるアートの街・ビルバオも併せて巡りたいという人は、ビルバオ利用がおすすめ。

    サンセバスチャンへピンポイントで行きたい場合は、日本からだと乗継ぎが2回以上必要になるので、マドリッドまたはバルセロナと併せて訪れるのが効率的です。

    サンセバスチャン観光に必要な日数はというと、初めて行くなら丸3日あれば充分。街自体は世田谷区ほど、バルが密集する旧市街は1日あれば縦横無尽に歩き回れる広さです。

    どんな風に過ごせるの?

    【When】いつ行く?

    ヨーロッパ旅行は5-6月か9月を断然おすすめ。理由は気候の良さ・日の長さ・旅費のリーズナブルさの3点が全て揃っているから。

    とはいえサンセバスチャンについては、できれば7月か9月前半を狙いたいところ。というのも、サンセバスチャンの緯度は43度、日本では札幌と同じです。つまり5月や6月はまだ肌寒い時期。平均気温は、5月が15度、6月は18度、7・8月は21度、9月が20度です。

    私が行ったゴールデンウィーク(4月最終週)は、半袖なんてとんでもない!という寒さでした。日中でも厚手のパーカーは必須、夜はその上にさらに薄手のジャンパーのようなものを羽織ってバル巡りをしました。4月はあまりにも寒く、リゾート感はあまり味わえない気候でした。

    GW、日中でも薄手の長袖ワンピースはぎりぎりでした。風が強いとアウトです。

    7月か9月なら、7月の方がよりおすすめ。日照時間が7月は15時間、9月は13時間と、2時間ほど7月の方が長いからです。7月は夜21時半頃まで明るく、薄暮のなかでバル巡りを楽しめるのは日本ではできない経験です。7-9月はビーチで日光浴ができるのも◎。

    4/28の日の入りは21時過ぎ。サンセバスチャンで日の入りが21時過ぎなのは4月後半から8月半ばまでのわずか4か月あまり。21時半頃まで明るいうちからバルで飲み歩けるので得した気分になります。

    【Where】どこへ行く?

    旧市街のバルとコンチャ湾のビーチ、この2つをおさえればサンセバスチャン滞在の目的は充分。

    フランス国境までバスや鉄道で30分ほどなので、ちょっと足をのばせばフレンチバスクを楽しむことができます。国際空港から遠い場所までせっかく来たからには、スペインのバスクとは言語や雰囲気が異なるフレンチバスクも訪れてみるのはおすすめです。

    スペインバスクのオンダリビアから海を渡ること5分でフレンチバスクのアンダイエに

    【What】何する?

    サンセバスチャンはとにかく食。特にバル!

    街中のバルですら、クオリティが異様に高いです。皿上の芸術がそこかしこに溢れていて、目の前にあったからふらっと入ったバルで感動することがしばしば。

    サンセバスチャンは、世界的に有名な美食の街。人口あたりのミシュラン星獲得店数が世界一なことから、「世界一の美食の街」と称されることも。

    もともとサンセバスチャンには美食倶楽部という男性の社交場が存在していて、食の共有や切磋琢磨が日常的だったそう。1970年代にフランスで起こったフランス料理革命に影響をうけたバスク地方の若手シェフたちがレシピを共有し合うことで街全体の食レベルが上がっていき食の発展に大いに寄与したと言われています。

    サンセバスチャンの面積は約60平方キロメートル、世田谷区(58平方キロメートル)とほぼ同じ。人口はサンセバスチャンが18万人、世田谷区が94万人なのでわずか5 分の1。18万人は渋谷区や港区の人口よりやや少ないぐらいです。街の規模の小ささがわかりますよね。

    この街に、ミシュランの3つ星が2店、1つ星が4店、ビブグルマンが2店あります(2020年版)。美食を求めて訪れる人が年々増え、街全体の食がどんどん進化する好循環となっています。

    ミシュランに掲載されるようなレストランがおいしいのは当然ですが、サンセバスチャンは街中のバルがおいしいというのが最大のポイント。バルなので、ピンチョスやタパスが1皿2~5ユーロ。300~600円ぐらいで楽しめるんです。

    しかも私がいちばんいいなと思うのが、1杯1皿でさっと出るということが文化として定着していること。おいしければ2皿3皿と注文するのももちろんOKだし、バルでも着席して次から次へと食べて飲んでももちろん可能。

    自分の好み、食べたいメニュー、お腹具合、雰囲気を照らし合わせて、自分好みにバルステイをアレンジできるのが気楽でした。お店側もさくっと過ごしてさくっと出ていくことをあたりまえととらえています。

    ホテルのコンシェルジュにも「いろんなバルをまわって好きなところを見つけてね」と言われるなど、バルのはしごが街全体で奨励されているのです(その方が地域が潤うため)。

    気分的にもお財布的にも雰囲気的にもこの気軽さを兼ね備えたカルチャー、アジアの屋台に近い感覚をおぼえました。

    誰にも気兼ねなくはしごができると、単純に訪問できるバルの数も増える!

    あるバルでは1時間、あるバルでは10分、というように滞在時間を気にせず気ままに過ごせるし、「あのお店のあのタパスがおいしかったからやっぱり戻ろう」というのもしやすいし、“来る者拒まず去る者追わず”な雰囲気が観光客にはとても居心地がよかったです。

    【Who】誰と行く?

    言うまでもなく、おいしいものが好きな人とぜひ。

    ひとり旅よりはふたりがよいかなと思います。なぜなら「おいしいね」と言い合えるのと、食べられる種類が増えるのと。バスク産の微発泡ワイン・チャコリを飲んでその店の名物ピンチョスをひょいっと食べて顔を見合わせながら「おいしいいいいい」と言い合える人が横にいると単純に楽しい。

    食の思い出は好きな人と共有することで色濃く記憶に残っていくんですよね。「あの時の生ハムとろけすぎだったよねえ」「その次に行ったお店のフォアグラも最高じゃなかった?」なんて会話を、当日も翌日も帰国後も3年後も話せるの、至福です。

    旅の思い出って、あとあとまでずっとリサイクル可能。物は手放すことがあっても思い出は消えないので、ことグルメに関しては一緒に楽しめる人と時間を共有するのはおすすめ。

    【Why】サンセバスチャンを選ぶ理由は?

    サンセバスチャン、街自体は小さいし、国際線でのアクセスはできないし、日本から行くのは正直なところ不便な場所です。

    それでも2度訪れて、できれば毎年訪れたい、というか毎夏を過ごすサマーハウスが欲しい…と思うぐらいに好きな街。

    どんなところがサンセバスチャンならではの魅力なのかと考えてみると……

    • さくっとでもはしごでも、バル巡りが楽しい
    • ビーチと旧市街が同じようにアクセスできる
    • 観光地だけど地元の人の生活が感じられる
    • 街だけど海があってリゾート感がある
    • スペインだけどスペインではないバスクの文化がある

    今は一大観光地なのですが、それでも大都市とは違う観光地化されすぎていない雰囲気が漂っていることが大きいです。

    私は旅に内的効果と外的効果を求めているのですが、外的効果として「世界の日常をのぞける」ことがもはや旅の目的になっていてライフワーク化しています。

    サンセバスチャンは、ショーとしてのグルメではなく、食を愛する人たちの暮らしの延長に今の姿があり、結果的に世界中の人を惹きつけている街。だから大きい城や世界遺産がなくても、逆にそれらがないことが魅力なんですよね。

    観光客が毎日毎日ひっきりなしに訪れる一方で、地元の常連も通うというバル、日常ののぞき見にはこれ以上ない場といえます。

    また、バスク地方は独立運動がしばしば起こるほどに、バスクへの誇りが強い地域です。

    バスク語はヨーロッパながらほかの言語と関連を持たない孤立した言語といわれ、ラ・リーガ1部のサッカーチーム「アスレティック・ビルバオ」はバスク人のみが所属できるなど、さまざまな面で独特の文化を築いています。

    だからこそ、バルセロナやアンダルシアとは全く異なるスペインを感じることができるのもサンセバスチャンならでは。

    【How】どう楽しむ?

    サンセバスチャンまで遠路はるばる向かうにあたって、メインの目的はやっぱり「食」。

    とはいえ食が目的の旅行で悩ましいのが、胃袋キャパシティ問題。1食、1日で食べられる量にはどうがんばっても限界があり、もっと食べたい食べ尽くしたい…という思いとは裏腹に泣く泣くあきらめていく品がどうしたって出てきてしまいます。

    ゆえに3夜過ごすことをおすすめ。

    今回も目的は絶対的に「バル巡り」だったので、1日目の夕方にバルセロナから到着、3連泊して4日目の19時過ぎに夜行列車に乗ってリスボンへ向かうという72時間滞在にして、10食は確保できるようにしました。3日3晩過ごしたけれど、それでももっと行きたいバルやレストランがありました。

    バル巡りを楽しく安全に楽しむために重要な要素が、ホテルの立地です。

    バルが集中している旧市街にはホテルがほとんどありません。バルへのアクセスを最優先してどうしても旧市街に泊まりたい場合は、アパートメントならOTAにも多数出てきます。

    私はもともと初めて来た字に「次回はここに泊まるんだ」と決めていたホテルがあったので、そちらへ滞在。(ホテル記事はこちら)

    ビーチが目の前、旧市街へ徒歩10分圏内、駅やスーパーへも徒歩数分、と立地も素晴らしく、内装も素晴らしく、サンセバスチャンでホテルステイも求めるなら私はこのホテルを断然推すし、次回もここに泊まりたいなと思っています。

    今回も次回もサンセバスチャン滞在は、朝はのんびり→昼からバル→午後はビーチでのんびりや街歩き→夕方からバル巡り→バスクチーズケーキで締め、という1日の流れをあたかも日常の週末かのように過ごすのが最適では、と思います。

    他のヨーロッパシティとどう違うの?

    サンセバスチャンは地理的にも歴史的にも独特のため、似たような街は今のところ出会ってないなと思います。もしかしたら、能登半島とか下田とかそういう海辺で地産の食材が豊富な街に近いのかもしれません。

    世界遺産など観光資源がないと思われた街が、人々の英知でここまで街おこしされ、それがカルチャーとなって根づくことが素晴らしすぎます。日本の地方創生のヒントもここにある気が。

    ビーチがあり旧市街が残るという点でバルセロナ、リスボンと近いのですが、やっぱり街の規模がぜんぜん違います。バルセロナは見どころが多すぎて食だけに時間を割きづらい街だけど、サンセバスチャンは堂々と後悔なく食にフォーカスできます。

    この小ささで、良い意味で城もランドマークも世界遺産もないからこそ、食と景色に集中してのんびりできるという過ごし方が叶う街だなと。

    結論:おいしくて満たされる美食リゾート

    サンセバスチャンは、大人の楽しさが存分に詰まったグルメとビーチを備えたリゾートです。美食尽くし、美食はしごが“気軽に”叶う、まさに「美食ホッピングリゾート」。

    世界37か国をまわってきたなかで感じるサンセバスチャンの特徴は、「食とカルチャーとリラックスが高いレベルでミックスされた街」であること。気兼ねせず緊張せず衝撃的においしい芸術を食べながら、ビーチやオーシャンビュー客室ではのんびり、というシティとリゾートのおいしいところどりが叶う街です。

    これはかなり希少……!

    お酒を飲みながらおいしいものをすこしずつ味わう大人の時間を、日本から遠く離れたヨーロッパの小さな街で味わう体験は贅沢。「大人って最高だな」としみじみ思える街です。

    普段のがんばりに対しおいしいものでチャージするタイプの人に特におすすめ。自分への慰労効果がとてつもなく高く、わざわざ日本からはるばる行く価値あり、と言えます。

    別記事にて、実際に私が過ごした旅ログ、ホテルについてまとめています。

  • リスボン_絵に描いたようなかわいいが詰まっている街

    リスボン_絵に描いたようなかわいいが詰まっている街

    素朴なのに魅力だらけの街

    ヨーロッパを2か月間ひとりで放浪している時に、当初予定していたスペインとイタリアとモロッコに急遽加えたのがポルトガル。スペイン・セビージャからリスボンまで夜行バスで行けると知って、思いつきでバスに乗って向かいました。

    事前情報も期待もほとんどなく、「ここまで来たらユーラシア大陸最西端まで行ってみようかな」ぐらいの軽い気持ちで気軽に行ったリスボンに、まさかこんなにも心をわしづかみにされるとは…!

    ほんの数日のつもりが気づけばリスボンだけで2週間も過ごし、しかも何をするでもなくひたすら旧市街を歩きまわりシャッターを切り続けるという日々でした。

    ヨーロッパは20か国ほど訪れてきましたが、そのうち3回以上訪れた街のひとつがリスボン。

    規模としては首都と思えないほどこぢんまりしているのですが、スペインともイタリアとも東欧とも北欧とも違うリスボンだけの景色がかわいすぎてかわいすぎて…!

    パステルカラーやレトロが好きな人はぜったいに訪れてほしい街です。

    この記事では、リスボンについて概要をざっくりまとめます。

    実際に私が過ごした旅ログ、ホテル、おすすめショップなどは別記事にて。

    アクセス

    なにせヨーロッパの最西端、日本から最もフライト時間の長いヨーロッパのひとつです。直行便は就航しておらず、最短でも16時間をぎりぎりきるかきらないか。

    フライト時間の短さを重視するなら、エールフランスやルフトハンザなどのヨーロッパ系航空会社が乗継ぎ含めスムーズです。

    直行便が飛んでいない、つまり日本市場が大きくないため、価格競争が働きづらく、リスボンへの航空券が驚くほど安くなったのは見たことがありません(隙あらば行きたいのでまめにチェックしているものの)。

    フライト時間よりも低価格を重視する場合は、中東系の航空会社が頭ひとつ抜けています。カタール、エティハド、エミレーツなど。

    ※余談ですが…中東系利用はマイレージに注意。カタールはワンワールドというアライアンス(JALも所属)に加盟していますが、ほか2社は独自のマイルシステム。基本的にマイルを貯めたいので、私はまだエティハドとエミレーツは未経験です。

    話は戻って、中東系はたしかにヨーロッパ系の3-4割引きの価格設定が多いのですが、ネックはフライト時間。トータルで少なくとも22時間程度、なかには30時間かかることもあるので、フライト時間と料金のどちらを優先するかは吟味すべし。

    直行便がない都市へ行く時に私がよくつかうのが、直行便が飛んでいる大都市にまず飛んでそこからLCCや列車は別手配という方法。乗継ぎが配慮されない、預けた荷物のピックアップが必要などリスクは少なからずあるのですが、乗継ぎ都市も楽しめてトータルでコストが抑えられるというメリットもあり、一石二鳥が大好きな私はここ数年もっぱらこのスタイルです。

    最近リスボンに行った時は、スペイン北部の美食の街・サンセバスチャンから夜行列車で入り、スペイン・マドリッドへの夜行列車で向かって直行便で帰ってきました。

    ヨーロッパ内はLCC、高速鉄道、夜行列車、夜行バスと移動手段が充実していて料金もリーズナブルなので、日本からまずは飛んでしまうというのは手です。

    リスボン観光に必要な日数ですが、初めて行くなら丸3日はぜひ。

    • 旧市街を歩く
    • トラムでお城に向かい散策
    • ケーブルカー乗り比べ
    • 高台から街と川を見下ろしてぼーっとする
    • エッグタルトやバカリャウを食べる
    • タイムマーケットに行く

    これだけでまるまる2日は必要です。

    ここに追加で、近郊にある世界遺産・シントラやジェロニモス修道院などを計画すると、もう1日は必要。

    どんなふうに過ごせるの?

    5W1Hでまとめてみます。

    【When】いつ行く?

    完全に私の好みですが、ヨーロッパは5-6月か9月と決めています(たまに7月前半や10月に行くことも)。理由は気候の良さと日の長さと旅費のリーズナブルさが全て揃っているから。

    リスボンも例に漏れず、今まで訪れた9月・10月・5月はいずれも最高の気候ながらコスパよく滞在できました。

    リスボンは黄色いトラムやケーブルカー、ピンクやミントグリーンなどパステルカラーの建物があり、青空に映える街。曇りが多くヨーロッパのなかで温暖とはいえ寒い冬よりは、晴れが多い初夏や晩夏をわざわざ狙う価値があります。

    【Where】どこへ行く?

    ざっくり分けると旧市街と新市街があるのですが、いわゆるリスボンらしい風景は旧市街に凝縮されています。

    旧市街のなかでも、特徴ごとにエリア分けされています。といっても正直、どこからどこという明確な通りやラインの定義はむずかしいので、あくまで参考程度の知識でよさそう。

    ・Chiadoエリア

    旧市街のなかで最高の立地!と思っています。Baixa-Chiado駅は地下鉄が2線通っていて、トラムやケーブルカー乗り場も徒歩圏内。市街地を一望できるサンタフスタのエレベーターも徒歩2分ほど。

    100年以上続く老舗カフェ・Café A Brasileira、リスボン1ともいわれるエッグタルト専門店・Manteigaria、老舗ジェラート店・Santiniなどスイーツどころも近く、もちろんZARAやOYSHOなどのショップが並ぶ通りもふらっと行けます。

    ・Alfamaエリア

    かつての大地震でも崩壊を免れ、古くからの建物が今も残っているエリアです。パステルカラーの家に洗濯物がはためき目の前は急勾配の坂…というリスボンらしい風景は、Alfamaエリアでたっぷり味わえます。

    ・Bairro-Altoエリア

    日中は人影もまばらでパステルカラーやアズレージョ(ポルトガルタイル)の家々が並ぶ住宅街の雰囲気ですが、夜はところ狭しと並ぶバーがオープンしがらっと変わります。

    リスボンはパリやロンドンなどの大都市との比較はもちろん、バルセロナやローマなどの観光都市と比べてもぐっとお酒やグルメがリーズナブルなので、気軽な夜遊び文化がある印象。私も若かりし時は夜な夜なクラブをはしごしたり、ファドという民族音楽を聴きに行ったりと、夜を満喫していた記憶があります。

    ・リベルダーデ通り

    ブランドショップが並ぶ大通り。

    私のおすすめルートは、Chiado~Bairro Alto~Alfama。

    ChiadoとBairro Altoは碁盤の目のようになっているので、徒歩で路地を縦横無尽に歩き尽くすのが楽しいエリアです。

    AlfamaはChiadoから28番のトラムに乗ってサンジョルジェ城へと上っていく時にAlfamaを通るので、お城への行き帰りに気になった場所で途中下車するのがおすすめ。

    坂だらけで、フラットな街と比べると足への疲れは増しますが、リスボンは徒歩が楽しい街。地下鉄に乗っていては見られないふつうの暮らしを間近に感じるのが楽しい。

    【What】何する?

    リスボンはとにかく群を抜いて待ち歩きが楽しい街のひとつ!旅では2万歩ぐらい歩くタイプですが、リスボンはあてどもなく歩けてしまいます。

    リスボンではずせない5か条がこちら。

    ・28番のトラムに乗る

    世界中の観光客が1日中乗っているので、満員で乗れなかったり、乗れてもぎゅうぎゅうのなか立ちっぱなしだったりもざら。それでも、停留所で何本も見送ろうと、混雑していようと、一度はぜひ乗ってください。

    Alfama地区で人や家とすれすれに進んでいくのはさながらテーマパークのアトラクション。私はレトロな電車(トラムや夜行列車)が好きなので、行く度に何度も乗ってしまいます。

    ・赤茶色の屋根と川を一度に見降ろす

    ぎゅぎゅっと並ぶ家たちの向こうに川が広がる抜け感のある景色、リスボンっぽいなあと毎回思います。

    ・エッグタルトを食べる

    エッグタルト、ポルトガル発祥なんです。本家の「パステイス・デ・ベレン」の店内で温めたエッグタルトを食べた時の衝撃はかなりのもの。ベレンまで行かなくとも、街の至るところで見かけるエッグタルト、どれもおいしいです。

    日本ではそんなに見かけないせいか目に入るとつい手が伸びてしまいますが、お店ごとに少しずつ味がちがうのでエッグタルト巡りも飽きません。

    ・パステルカラーとアズレージョのミックスを写真におさめる

    ピンク、黄色、水色、ミントグリーン、ラベンダーとパステルカラーのかわいいことかわいいこと!木製の扉やタイルが付いていたりするとますますかわいい。1日中かわいい家を見ながら街をさまよえます。

    【Who】誰と行く?

    断然、かわいいものが好きな人と一緒に!

    パステルカラーかわいい!トラムかわいい!エッグタルトかわいい!が通じる人と!
    かわいいものを求めて街を一緒にぐるぐるしてきゃーきゃー言い合える同士だとより楽しい。

    というのも、、初めて訪れて2週間過ごして帰国して以降、しばらく「世界でどこがいちばん好き?」と聞かれて「リスボン」と答え続けていました。

    あまりにも興奮気味にリスボンを語る様子に母と妹が感化され一緒に行くことになったのですが、ふたりの反応は(期待値が上がりすぎたせいか)「なんか素朴な街」。そんなにかわいさが響かなかった模様……。

    繰り返しになりますが、パステルカラーやトラムなどのレトロでどこかなつかしい感じがツボの人と一緒に行った方が、街全体をテーマパークのように楽しめます…!

    【Why】リスボンを選ぶ理由は?

    • ヨーロッパでもほかに似ている街がない独自の景色
    • パステルカラーのかわいさ満点
    • お菓子とシーフードがおいしい
    • トラムとケーブルカーで遊園地気分
    • 有名店の味を一度に楽しめるマーケット

    コンパクトな街に、旧市街も川も海もお城もトラムもスイーツもシーフードも楽しめるのが特徴。旧市街メインなら3日間の滞在でもひと通り楽しむことができるので、短い休みにも。(といってもかわいすぎていくらでもいたくなってしまう魔力があります……!)

    【How】どう楽しむ?

    旧市街の真ん中に泊まって、ホテルを出たら石畳と坂道、ピンクや黄色やミントグリーンの家の連なりにときめくところからスタート。

    エッグタルトを食べ歩き、トラムに乗って細い路地をぐんぐん進み、海と赤茶の屋根を見下ろしながらサングリアを飲み、ケーブルカーに揺られ、かわいいホテルでお昼寝し、テラスでポルトガルワインを片手に夕暮れを眺め、夕食は魚介リゾットと赤ワイン、民族音楽・ファドを聴きながら夜が更ける・・・という1日をぜひ。

    5月初旬(ゴールデンウィーク)、9月後半、10月中旬に行ったことがありますが、いずれも半袖でも暑く日差しも強かったです。いずれもほとんど雲のない快晴だったのですが、初夏と晩夏は日差しが強くとも海から抜けてくる風が涼しくて、街歩きにもってこいでした。

    リスボン1都市なら、丸3日はほしいところ。

    私は海外に行ける機会が年に数回しかないので1都市の旅がもったいないと思ってしまい2都市以上を組み合わせるタイプなのですが、リスボンとどこかを組み合わせるならフライトのハブになっている都市(ロンドン、パリ、アムステルダムなど)か、同じポルトガル内のポルトかだと旅程はスムーズです。

    隣国スペインだとマドリッドは夜行列車が運行しているのでぜひ体験してほしいのですが、マドリッド自体はそんなに見所がないのであえて選ばなくてもとは個人的に思います。

    他のヨーロッパシティとどう違うの?

    リスボンならではなのが、首都ながらも素朴な雰囲気。

    サイズ感が街歩きにちょうどよく、でも川も海がすぐで日常に溶け込んでいるから開放感もあって、旧市街のどこを歩いてもファーストフードやコンビニがない貴重な風景だなと思います。

    ほかの街との比較だと、どちらも川/海の近くで港町、サッカーチームがあるなどから、バルセロナとは似ている部分も。

    ただ、実は心して行ってほしい点もあります。

    リスボンはヨーロッパのなかで物価も安く、今ヨーロッパで人気急上昇の都市。治安は良い方ともいわれていますが、一部(特にChiado地区)で街の汚れが目につくことも。

    そして坂道は、想像していても経験していても毎回呼吸が苦しくなります。。

    良いところだけ書くと期待値が上がってしまうので、リスボンの気になるところも書いておきます。

    ・落書きがひどい(ケーブルカーも黄色が見えないほどの車体も)
    ・犬や猫の落とし物が多い
    ・ゴミが散乱傾向
    ・飲み屋街は悪臭が…(酔っぱらいが外で・・・)
    ・石畳の坂は滑る(ソールがつるんとしている靴は要注意)
    ・ヒールはたとえ1cmでも隙間にはまる、結果傷む
    ・石畳はスーツケースが転がらない
    ・坂道だらけ、登山並みの消耗
    ・28番のトラムはいつでも激混み、満員だと容赦なくスルー
    ・街の規模に対し観光客が多くどこも混んでいる
    ・乾燥が激しい
    ・日差しが強い
    ・物乞いが多い

    落書き、ゴミ、匂いはどうしようもないので、あるがままの姿を受け入れるしかないですが、こんな心持ちに転換すると気が楽です。

    • 坂道がたくさん

    →え、サンタフスタの裏なの?高低差…という面白さを迷路感覚で楽しむ。
    ぜひホテルにある紙の地図で路地散策を(Googleマップでも出会えない路地裏多数)。
    振り返ると川、とか、坂を登り切ると高台からの絶景、とか予期せぬ景色に出会える。
    坂道だからこそ発展した乗り物はもはやアトラクション(トラムとケーブルカーはマスト)。

    • 物価の恩恵を楽しむ

    →ルーフトップバーでもシードル250mlが3.5ユーロとか(東京の半額感覚)

    • どこも混んでいる

    →トラムやケーブルカーは1本待てば大抵乗れます。焦らない気持ちが大事。
    ランチが終わった15時頃にお腹がすいたらタイムアウトマーケットへ。
    1日中開いていて、いつでも名物を食べられて、いわゆるフードコートとはちがうクオリティが揃っています。

    結論:女子心をくすぐりすぎる街

    20か国以上ヨーロッパの国を訪れているなかでも、リスボンは3度では飽き足らずすぐにでもまた行きたい街のひとつ。初夏と晩夏に行っているのですが、その時期の気候も最高すぎて半年ぐらい滞在したい気持ちがずっとあります。夢。

    リスボンも「魔女の宅急便」のモデルのひとつと言われていて、たしかにジブリっぽいノスタルジックさが旧市街に漂っています。

    絵に描いたようなかわいさが目の前に広がる街、リスボン。かわいさと素朴さとのどかさとが共存する、首都と思えないほどレトロでこぢんまりした街です。

  • バンコク_すべてが98点シティ

    バンコク_すべてが98点シティ

    バンコク、それは奇跡の都市

    日本の次に長く滞在している国がタイ、というぐらい、タイが大好きです。

    なかでも最長3か月沈没(バックパッカー用語で、1か所に長く留まることを「沈没」と言います)、今でも毎年必ず訪れているほど中毒性の高い街がバンコク。

    スパもお買い物もグルメもバーもホテルも楽しいことだらけで、だけどタイ独特ののんびりゆるーい空気はいつでも変わらず、いるだけで体中の毒気が抜けていく都市、それがバンコク。

    こんなに刺激的で、でもピースフルで、脱力できる街は、ほかに思いつかない……というぐらい、バンコクは奇跡の場所だと思っています。

    世界36か国、特に東南アジアはタイ・シンガポール・マレーシア・ベトナム・フィリピン・ラオス・カンボジアと行ってきたなかで、タイは五角形のバランスが等しくとれて、バンコクは奇跡の98点な街だと思います。大好き。

    (五角形:ホテル/美容/ショッピング/食/移動)

    女子の楽しみを存分に享受できるバンコクで、東京でできない派手な遊び方を半額で叶えられるバンコクならではの良さを、たんまりお伝えします。

    この記事は、バンコクについて概要をざっくりまとめます。

    実際に私が過ごした旅ログ、ホテル、おすすめショップなどは別記事で順次まとめています。

      

    アクセス

    絶対に直行便を選んでくださいね!これ絶対。
    行きは7時間、帰りは5時間30分ぐらいで着きます。

    羽田発着タイ航空、成田発着エアアジアのどちらも使ったことありますが、都内在住なら羽田発着を断然おすすめします。

    エアアジアは2便あって、往路9:15発・14:00着、14:25発・19:10着とどちらも一長一短なんですよね……。

    朝発だと成田に7:30頃着くのはかなりしんどいし、午後発だとホテル到着が21時になってしまうので、どちらも個人的にはおすすめとは言い難いです。

    (そしてエアアジアはLCC。預け荷物は7kg以上は別料金、機内食も毛布も追加料金で、荷物や機内の快適さを考えるとアラサー女子にはあんまりかなーと思います。安さ重視!の人向け。)

    スワンナプーム空港は巨大!出入国ともに到着後1時間見ておくと安です

    羽田発着の直行便は、JAL・ANA・タイ航空の3社が飛んでいます。好みの問題なので、マイレージやフライトスケジュールで選んでOKです。

    フライトは2種類、夜中0時台または朝10〜11時台です。

    有休を極力取らずに週末利用で行くなら2泊3日も可能なのがバンコク。

    金曜夜(正確には土曜になりたて)、会社帰りに出て、土曜の早朝から月曜のお昼まで遊び、月曜の午後発に乗ると22:30に羽田に帰ってこられます。

    ちょっとハードなのと航空券がやや割高になるのがネック。だいたい7〜8万円ぐらいです。

    ※最新の情報は、航空会社へご確認ください。

    初めて行くなら、丸3日は必須。

    タイらしい寺院、スパ、ショッピング、レストラン&バーをひと通り楽しむには、3日間をたっぷりつかいたいところです。

      

    どんな風に過ごせるの?

    5W1Hでまとめると……

    【When】いつ行く?

    1年中暑いです。

    11〜2月は乾季なので幾分涼しいですが、それでも暑い。4〜5月の暑季は本当に参るぐらい暑いし、9〜10月の雨季はスコールが毎日のように降る。

    いつでも外は暑いし、いつでも室内は冷房で寒いので、結果いつ行っても同じです。

    タイ初心者の頃は11〜2月の旅先として選ぶことが多かったけど、ゴールデンウィークも夏休みも行くようになると、さほど時期のちがいは気にならなくなりました。

    とはいっても、雨季のバンコク、豪雨が降ると道路が冠水することも。移動が大変(物理的&タクシーやGrabがつかまらない問題)になるので、なるべくなら雨季は避けるのが無難です。

     

    【Where】どこへ行く?

    市内中心部の全体感をつかむには、4つのエリアで考えるとわかりやすいです。

    ワットポー(寝釈迦仏)などの集まる寺院エリア、リバーサイド、市内の北側(スクンビット)、南側(シーロム)。

    12年以上毎年バンコクのガイドブックを少なくとも5冊は定期パトロールしていますが、ガイドブックでもだいたいこの4エリアで説明されています。

     

    寺院エリア

    地下鉄・BTS(高架鉄道)ともに通っていないので、タクシーかチャオプラヤ川のボートで行くのでやや不便。

    王宮・ワットポー・ワットアルンの3大名所は、半日とってまとめて行くのが効率的。

    バンコクの最たる観光地なので、タクシーもいまだにふっかけたりぼったくろうとしたりする輩がいるので要注意。

    いちばん好きな寺院、ワットポー。この神々しさと迫力は類を見ない……

      

    リバーサイドエリア

    『マンダリンオリエンタル』、『ペニンシュラ』、『シャングリ・ラ』『ザ・サイアム・ホテル』などのラグジュアリーホテルや、『シェラトン』、『ミレニアムヒルトン』、『アナンタラ』などの有名ブランドホテルが集うのが、リバーサイド。

    バンコクは完全にシティのため、シティにいながらリゾート気分を味わいたい場合はリバーサイドのホテルステイが◎。水辺というだけでだいぶ癒されます。

    リバーサイドにあるホテルを選ぶ時は、川のどちら側かも検討材料に入れると◎。

    川の東側は、寺院エリアや中心部へも陸続きで行くことができ、比較的移動がしやすいです。一方西側は、中心部へ行くのに必ず川を渡る必要があるため、時間がかかります。ただ、ホテル専用の小船で川を渡る時間は情緒があり、日常にはないちょっとした癒しの時間に。橋がかかっているため、もちろん車で対岸へ向かうことも可能です(ホテルの場所によっては大回りになることも)。

    代表的なホテルでは、西側に位置するのが『ペニンシュラ』『ミレニアムヒルトン』『アナンタラ』『アヴァニ』(アナンタラの姉妹ホテル)、東側にあるのが『マンダリンオリエンタル』『シャングリ・ラ』『ザ・サイアム・ホテル』『シェラトン』など。

    2018年には、リバーサイドに待望の百貨店がオープン。『アイコンサイアム』は、規模もラグジュアリーさも、バンコク随一のレベルを誇る巨大なデパート。タイ各地のグルメを楽しめるフードコート、人気レストラン、ブランドショップなど、凝った空間にさまざまなスポットが揃い、話題を集めています。

    2012年にオープンした『アジアティーク』は、レストランとショップが集まったナイトマーケットのような一大オープンエアショピングモール。夜な夜な賑わっています。

    映画『ハングオーバー2』に出てきたルーフトップバーも、リバーサイドエリアにほど近い有名スポットです。『ルブア アット ステート タワー』というホテルに入っているドレスコードありのバーで、世界で最も高所にあるオープンエアのバーという説も。

    リバーサイドに泊まるとこんな景色を見られます。朝起きてカーテンを開けると朝日に輝くチャオプラヤ川があって、夕方はバンコクの最も美しい姿が望めて、夜景も楽しめるので、リゾート感が漂います

    スクンビットエリア

    BTSスクンビット線の主要駅を指します。旅行の際に利用する主な区間は、サイアムからトンローぐらいまで。

    サイアムパラゴンのあるサイアム、セントラルワールドとゲイソーンのあるチットロム、セントラルエンバシーのあるプルンチット、ターミナル21のあるアソークなど、主要駅には大手百貨店と有名ホテルがあります。

    駅周辺が賑わっているサイアムやチットロム、駅から歩いた路地にカフェやスパが点在しているトンローなど、駅ごとに雰囲気が変わるのもおもしろいところ。

    中心部でショッピングやグルメをメインの目的として宿泊するなら、BTS主要駅から徒歩5分圏内のホテルが安心です。タクシーやGrabがつかまらなくても、徒歩で駅まで行けるのは心の安心材料に。

      

    シーロム

    『バンヤンツリー』や『スコータイ』などいくつか有名高級ホテルはあるものの、基本的にはビジネスエリア。スクンビットに比べると観光の目玉となるものはなく、旅行客には地味な印象です。繁華街とルンピニー公園ぐらいでしょうか。

      

    【What】何する?

    バランス良く遊べる街なので、なんでもできるのが魅力!

    • 5つ星ホテルステイ(2人で泊まれば1泊1人10,000円ぐらいから)
    • タイブランドのスパでうっとり
    • 700円のワンピースや350円のサンダルから、タイブランドのデザイナーズまで服・靴・バッグ、オーガニックスパグッズなどのショッピング三昧
    • ルーフトップバーでまったり
    • タクシー移動でスイスイ、たまに余興でトゥクトゥクも

    本当になんでもできます。なので、なんでもやる、がおすすめ。

    高級レストランなどは東京と同程度の料金のところもあるけれど(タイの物価からすると大層高級!)、フードコートは半額〜3分の2、マッサージやスパは5分の1〜半額ぐらいで楽しめます。

    たとえば、以前東京のGINZA SIXに進出したスパ「パンピューリ」(閉店)は、タイを代表するスパブランドのひとつ。90分コースが東京だと2万円のところ、バンコクではなんと1万円、半額です。

    タクシーは1時間乗っても500円ほど。

    東京で派手に遊ぶとなると清水寺から飛び降りる覚悟が必要ですが、バンコクでは東京でためらってしまうことがためらいなくできます。

    「こんな贅沢していいのかしら~~」と思いながら食べまくり買いまくり揉まれまくりの日々を過ごせるので、働いている自分への肯定感とご褒美感が最強です。

      

    【Who】誰と行く?

    これまたバンコクの懐の深さで、誰と行っても楽しい!

    ひとりで、女子2人で、女子グループで、男女グループで、恋人と、といろいろなパターンで行きましたが、全部の需要を満たせる国。

    これ結構すごいことなんです。これだけ誰もを等しく満足させられる街、ほかにないのでは?と思います。

      

    【Why】バンコクを選ぶ理由は?

    ・欲望のままにハチャメチャに遊びたい時
    ・とにかく日常の忙しさから逃れて頭をからっぽにしたい時
    ・誰も自分を知らない地で癒しのひとときを追求したい時
    ・閉塞感を打破したい時
    ・とにかくパーっといろいろしたい時

    そのどれもにバンコクは応えてくれます。

    24時間どこかしら空いているから選択肢もたくさんだし、Grabで安全にどこでも行けるし、主なスポットはBTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)で行けるし、280円の屋台ごはんから3万円のディナーまで選べるし、カフェ天国だし、ルーフトップバーごろごろあるし、ハイブランドからウィークエンドマーケットまでショッピングの街スパからホテルラグジュアリースパまでよりどりみどり。

    バックパッカーでも贅沢デートでもどんなニーズもどんとこい。

    行き先に悩んだらバンコクを選んで間違いない!です!断言!

      

    【How】どう楽しむ?

    いかんせん目移りすること必至のバンコクなので、やりたい事リストを作るとよいです。

    参考までに、前回の私のリストは以下の3つでした。

    ①タイブランドスパはしご
    ②ワンピースの仕入れ(自分用)
    ③最新フードコート視察

    今バンコクで最新&最高級と噂のフードコート(といってもフードコートなのであくまでフードコートとして

    前々回のバンコクデートはこの3つ。

    ①お気に入りホテルでのんびり
    ②話題のレストラン巡り
    ③ブランドスパのフルコース

    これだけでも6種類。これ以外にも、日本ではめったにない高層ルーフトップバーのはしごや、百貨店の高級フードコートで味比べ、巨大百貨店巡り、水上マーケット体験など、ほかにもテーマはいろいろ設定可。THE観光やグルメなど、ほかにもまだまだ選択肢は豊富です。

     

    他の東南アジアシティとどう違うの?

    ずばり バランス です!
    これだけハイレベルで揃った街は、東南アジアに限らず世界を見渡してもそうそうない……!

    バンコクに匹敵する東南アジアシティはシンガポール、クアラルンプール、ホーチミン、ジャカルタ。ざっと比較すると……

    シンガポール

    シンガポールは物価が高く、「これぞシンガポール」的なその土地ならではのグルメや文化が弱い印象。

    クアラルンプール

    バンコクに近しい。個人的には10年ぐらい前のバンコク感を感じます。ブランドスパやファッションはバンコクの方がチョイスが多いのと、イスラム教ゆえアルコールが高いことがネック。マレーシアはラクサやカヤトーストなどマレー料理も美味しく、余計にビールが飲みたくなるので気になるところ。高級ホテルの料金が世界一安いと言われていて、当時トリップ・アドバイザーで長らく1位に君臨していた『シャングリ・ラ』に泊まったのですが、なにかにつけてバンコクと比較してしまって「バンコクだね……」となりました。

    ホーチミン

    伸び盛りな街で、雰囲気は20年前のバンコクに近い感覚。東南アジアの街と聞いて期待する喧騒が楽しめますが、巨大モールや地下鉄はないので、ショッピングや移動の観点ではこれからかな。

    ※ジャカルタとマニラは行ったことがないので割愛

    結論:バンコクを選ばない理由がない

    直行便も複数の航空会社やフライト、空港から就航していて、ホテルも5つ星からゲストハウスまでよりどりみどり、グルメにスパにショッピングにと網羅できて、もちろんタイらしい寺院や市場などもあり、バンコクでできなくてほかの都市でできることを探す方が難しいとさえ感じます。

    だれと行ってもいつ行っても楽しくてコスパ抜群、こんな都市は世界中探してもほかに見つからないのでは……と行く度に毎回心から思い、毎年行かずにいられない街です。